吉野 真徠 氏(よしの・まき/神奈川県)①ワーケーション実践者〜フリーランス・旅するアナウンサー〜
フリーアナウンサー(司会・ナレーション・パーソナリティ)。富山市出身。とやまふるさと大使を務める。洗足音大卒業後、ライブイベント制作を経て富士通関連会社で10年勤務。フリーアナウンサーへ転身。軸は「声×旅×音楽」。「旅するアナウンサー」として地域共創・PR業務などを受託する他、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の広報支援で地域の文化活動推進にも携わる。自由な働き方についてリクルート・北日本新聞・マイナビ等のメディア取材や大学での講演等の発信も行っている。
■イチオシの場所
高岡・氷見(富山県)
私にとっては出身県ですが、東部に生まれ育ったため西部は実際に訪れたことなく、新鮮な心持ちと地元の安心感の両方を体験できる稀有なワーケーションとなりました。立山連峰を臨む景観・食の豊かさは唯一無二。Uターンはハードルが高くてもワーケーションを通して二拠点で地元に貢献できる可能性を見出すこともできました。
■ワーケーションやデジタルノマドなどのライフスタイルの広がりについて思うこと
会社員を10年経験する中で心身に不調をきたし、フリーランスの働き方を選びました。見渡せば身体の問題以外に子育て・介護などフレキシブルな働き方を必要とする人が多いものの働き方の選択肢はまだ少なく、また30〜40代(特に女性)は成育期の教育の影響などにより枠の中で思考する習慣づけが根強く「自分で選択・決断する」ことも苦手な傾向に気づきました。これまで培ってきた発信力と自らの経験を活かし「選択・決断の連続」である旅・ワーケーションをより身近にして一歩を踏み出せる人を増やし、場所や時間を自分で決めて柔軟に働ける社会の実現へ向け、人と地域の双方を後押ししたいと考えています。