一宮町

サーフィンだけじゃない!
千葉県一宮町での二拠点居住のススメ

東京五輪のサーフィン会場として注目された一宮町。マリンアクティビティのイメージが強いかもしれませんが、それ以外にもさまざまな魅力にあふれています。 今回は普段の生活とは異なる場所にもう一つの拠点を置き、人生を豊かにする『二拠点居住』という新しい暮らしを実現できる、一宮町の多様な魅力について特集します。 なお、県の移住関連情報など、より詳しい情報を知りたい方は、千葉県の移住・二地域居住ポータルサイト「ちばらしい暮らし」も合わせてご覧ください。こちらには「一宮町」に関する詳しいサイトもございます。千葉県で暮らす移住者の方のインタビューなど、二拠点居住の参考になる情報が盛り沢山です。

千葉県一宮町ってどんなところ?

千葉県一宮町は九十九里浜の南に位置する町です。東京駅から特急を使えば約1時間、快速電車でも約1時間30分とアクセスが良好なのが特徴です。また、上総一ノ宮駅は始発駅のため、東京方面へ座って通勤できるのも大きなメリットです。 駅近くにある「上総一宮観光案内所」では自転車の貸出を行っており、車がない方も自転車で足を延ばし、海を満喫することができます。

サーフィンを満喫できる町

海沿いにある一宮町は、一年を通してサーフィンを楽しめる町です。東京都心へのアクセスが良いことから、サーフィンを楽しんでから仕事に向かう人もいるとのこと。

町内にはサーフィンができるエリアが多く、中でも東京2020オリンピック競技大会サーフィン競技の会場となった釣ヶ崎海岸は、多くのプロサーファーやハイレベルのサーファーが集まることから「波乗り道場」とも呼ばれています。また、県指定無形民俗文化財に指定された「上総十二社祭り」の祭典場にもなっています。 釣ヶ崎海岸の北にある一宮海水浴場は、約350mにわたる遠浅のビーチ。白砂青松の美しい景観を誇り、透明度の高い海として知られています。1996年には「日本の渚百選」にも選ばれました。 海岸沿いには、アメリカ西海岸を思わせる開放的なカフェやサーフショップが並ぶ通りがあり、潮風を感じながらリゾート気分を味わうことができます。

こうした背景もあり、一宮町はアジア初の世界サーフィン保護区認定を目指しています。世界サーフィン保護区は、単に波の質やサーフ可能なコンディションの頻度だけでなく、周辺環境や海の文化や地域特有の歴史、地域コミュニティのサポートといった要素が申請における評価基準となっています。このため町民と行政が一丸となって、認定への取り組みを進めています(2025年1月末時点)。

歴史情緒も味わえる町

一宮町の魅力は海だけではありません。多様な顔を持ち合わせた町でもあります。 町の中心部にある「玉前(たまさき)神社」は、平安時代の文献にも記されており1200年あまりの歴史を持つ神社です。縁結び、子授け、安産などに御利益があるとされ、源頼朝の妻政子が安産の祈願をしたことが広く知られています。一宮町は、この玉前神社の門前町として発展してきた町で、神社周辺と門前の商店街などに歴史的な建物を多く見ることができます。 また町の南西部には「洞庭湖」という江戸時代に作られた人工の湖があります。ここでは、春には桜、夏はホタルが飛び交う幻想的な光景が広がり、秋は紅葉と、四季折々の自然を楽しむことができるスポットです。

農業を始めたい方にもおすすめの町

そんな一宮町に東京から移住し、農業を始めた女性がいらっしゃいます。東京出身の齋藤絢子さんは、2010年に一宮町へ移住。農業体験や旬の無農薬野菜を週1回定期宅配するサービスなどを行う「ミナモトファーム」を町内で運営しています。

「定期宅配便を利用する方の多くが東京の方です。毎回その時期の旬のお野菜を、おすすめレシピや、今の畑の様子などを綴ったお手紙とともにお送りしています。 スーパーに行けばいつでも同じ顔ぶれのお野菜が並んでいますが、本来はそれぞれに旬があります。夏にきゅうりを食べて体を冷やしたり、冬に大根を食べて体を温めるといったように、野菜たちの旬を伝えることも私の仕事の一つかなと思っています」(齋藤さん) モットーは「我が子に安心して食べさせたい野菜たちを作る」ことで、年間50種類以上のお野菜を栽培しているといいます。

実は齋藤さんは、一度就農を諦めたタイミングがあったといいます。 「東京に住んでいたときから田舎暮らしに憧れて、結婚を機に一宮町に移住しましたが、妊娠の時期と重なり一度は就農を断念したんです。しばらくは出産や子育てで慌ただしい日々を送っていましたが、年々大きくなる子どもたちの成長を見て、改めて食べることの大切さを実感し、就農への想いがよみがえってきたんです。 育児にはお金がかかりますが、子どもを理由にやりたいことを諦めるのは格好悪いなって。一度きりの人生なんだからやりたいことにチャレンジし、その姿を子どもたちに見せることで大事なことを伝えられるのではと思って就農を決意しました」(齋藤さん) 決意したら行動に移すのが早い齋藤さん。一年間の農業研修を経て、翌年ミナモトファームを立ち上げました。 齋藤さんに一宮町の魅力について伺ったところ、空の広さと人の豊かさだと教えてくださいました。 「ここって本当に空が広いんです。一宮町へ移住後、農業を始める前は東京都内へ通勤していたのですが、疲れて帰ってきたときは空の広さと空気の美味しさに癒やされました。そして住めば住むほど一宮町には面白い方がいっぱいいる!ミナモトファームを営農していくために、農業だけでなく様々なヒントをくれる方がたくさんいらして刺激になっています」 取材時はちょうどご自宅の古民家をリノベーション中だった齋藤さん。将来的にはそこで田舎暮らし体験やワークショップを開きたいと、熱い思いを語ってくださいました。 齋藤さんのように、自分らしい生き方を追求する方にとって、この町は絶好の場所ではないでしょうか。

豊かな自然と歴史を感じられる一宮町で魅力的な二拠点居住を

サーフィンだけでなく、さまざまな魅力を持つ一宮町。豊かな自然と歴史情緒に触れながら暮らせるこの町で、二拠点居住という新たな暮らし方を始めてみませんか。

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