(情報提供・発信元:一般社団法人長良川カンパニー、郡上市)
一般社団法人長良川カンパニーは、2021年8月より、長良川源流域の風土の力をつかった法人向けの創造性回復プログラム「Transition Journey」をスタートします。岐阜県郡上市は近年移住施策・雇用創出施策に注力しており、この度「いのちのゆらぎを取り戻す」をコンセプトに、清流長良川の源流域ならではの滞在方法「源流ワーケーション」を提案します。
長良川カンパニーはその施策の一環で、特設サイトやパンフレットなどのコミュニケーションツールの企画・制作と、法人向けの研修プログラムを担当しています。
いのちのゆらぎを取り戻す、源流ワーケーション
郡上市は、源流域ならではのワーケーションの価値を「いのちの揺らぎを取り戻す」と定義し、源流域での法人向けプログラムのほか、都市部のビジネスパーソン向けに様々な施策を行っています。郡上市の特設サイトでは、「源流域の力」「過ごし方 十の心得」「清流info」など、ワークスポットやワーケーションに適した宿泊施設の情報を郡上ならではの視点でまとめ、提案しています。
Webサイトの制作は長良川カンパニーが実施し、かつて都市部で仕事をしていたメンバーが手がけています。源流域での滞在によって、私たちが本来もっている生命の感覚(生きている実感)を取り戻す「生まれ清まり」の経験を活かし、制作を行いました。
▼特設サイト「源流ワーケーション 岐阜郡上」
▼コンセプト動画「いのちゆらいだひと」
源流域滞在のイメージとして、実際に郡上市に通っているビジネスパーソンにインタビューをした動画「いのちゆらいだひと」を制作・公開しています。自分と向き合うための対話の時間、リフレッシュ以上に、「生きている実感」を取り戻す人々の様子を映しています。
創造性を取り戻す、法人向けプログラム「Transition Journey」
法人向けのプログラム「Transition Journey」は、都市部のビジネスパーソンが本来の心身の健やかさと創造性を取り戻すためのプログラムです。「川の淵に飛び込む」「焚き火を囲んで対話する」など、源流域の豊かな自然資源の力を使ったこの土地ならではの内容を、参加者の課題や状態に適宜アレンジしながら提供しています。
長良川の源流域である郡上市には、古来より多くの旅人が訪れ、自らの創造性を取り戻していく旅をしていました。その旅の構造を分析し、神経生理学に基づいた現代版のプログラムにしたのが、「創造性回復の旅/Transition Journey」です。「身体性の回復」「人間性の回復」「関係性の回復」の3つのプロセスを経て創造性は回復すると考え、参加法人に対してそれぞれのプロセスを通過するプランを設計、提供します。
▼3つのプロセスの詳細
▼プランの一例
▼対象団体・企業イメージ
・リモート環境下で、チームメンバーの心身の不調が気になる。いつもと異なる環境でリフレッシュもしながら、セルフマネジメントの方法を学びたい方
・オンラインでのコミュニケーションに限界を感じている。源流域の川や森で時間をともに過ごすことで、バラバラなチームに良い一体感をつくる機会がほしい方
・SDGsやサステナブル領域のプロジェクトを行っているが、いまひとつ環境問題や自然と関わっているという実感が湧かない。チームメンバーで自然の豊かさと課題を五感で感じたい方
・既存の価値観を再構築したい。土着の自然・文化資源を活用しながら事業を起こしているローカルプレイヤーや、都市部と全く違う価値観で風土に根ざして生きている人の在り方に触れてみたい方
会議室よりも川で対話を。源流域で法人向けプログラムを行う理由
郡上市では、4年前より都市部のビジネスパーソンが郡上で暮らす人と共に事業を構想するワークショップを開催してきました。開催後の参加者アンケートでは、「本来の自分の感覚を取り戻し、仕事やキャリアに良い影響があった」と話す声が多数寄せられています。
参加者の多くは、ベンチャー企業のマネジメント層や大企業で新規事業を担う方で、会議室でワークショップを行うよりも、郡上の川に全身でつかって遊んだほうがおもしろい事業を生み出している印象があるといいます。源流域の風土によって、身体性を伴いながらクリエイティビティが刺激されることに着目し、法人向けプログラムを本格的に始動する運びとなりました。
ワークショップ参加後も継続的に郡上を訪問したり移住したりする参加者もいることから、郡上市の観光・移住施策にもつながっています。
▼法人向けプログラム参加者の声(抜粋)
「仕事で忙殺され、いつの間にか自分の感覚や感情を自覚しなくなっていたことに気づいた。郡上の川に入って身体性が高まったあと、プロジェクトの仲間と、プロジェクトを立ち上げたとき以来の、心からの会話ができた」
「自然のなかで触れ合った仲間との3日間によって、心をオープンにしていく変化をこれまでとは違った感覚で持てた。リアルで話すことの大切さ。一緒に経験した仲間との信頼はこうやって醸成されるのか。手触りのある時間がとても豊かで、言葉で言い表せきれない」
「さまざまな表情をみせてくれる自然の美しさと豊かさに、疲労と緊張が積み重なっていた心身が癒され、解されていく感覚を得た。『本来繋がるべきものと繋がれた』という感覚が湧き上がり、特にテントサウナから川に入ったあとは副交感神経が優位になり、とても幸せで穏やかな気持ちが満ちてきて、『本来の自分』と出会うことができた」
※本記事は、一般社団法人長良川カンパニーより情報を提供頂き掲載をしております。リリースに関しては下記リンクもご参照ください。