
吉野 真徠 氏(よしの・まき/神奈川県)①ワーケーション実践者〜フリーランス・旅するアナウンサー〜②地域の魅力を訴求できるもの〜川崎・横浜・相模原を中心とする神奈川県央地域〜
「旅するアナウンサー」として、フリーアナウンサー(MC/司会・ナレーター・パーソナリティ)とワーケーションを融合して活動。地域の魅力を“伝わる”かたちで届けながら、音楽や本などの”文化”を軸に地域交流の場を創出している。洗足学園音楽大学(川崎市)卒業後、音楽ライブや企業イベントの制作に従事。富士通グループ勤務を経て独立。都心と地域をつなぐ交流イベント「月イチNEUU」の企画運営や、読書ワーケーションアンバサダーとしての発信を通じて、関東圏の地域コミュニティをつなぐ。神奈川フィルハーモニー管弦楽団の広報支援など神奈川県内での協働を通じ、文化活動や関係人口創出に取り組んでいる。富山市出身、富山県公認とやまふるさと大使。
■活動事例
①交流イベント「月イチ NEUU」企画運営(東京)
1年以上継続。関東圏で働く人々のハブとなる役割を担う
②神奈川フィルハーモニー管弦楽団 広報支援(神奈川)
県内複数の自治体との協働を重ね、文化と地域をつなぐ/フリーランスパートナーシップアワード2025受賞
③「読書ワーケーション推進協議会」アンバサダー(愛知/静岡)
本を片手に、旅に出よう。ー 読書を歓迎するまちづくりを通じて地域の文化推進を担う
■イチオシの場所
【高岡・氷見(富山県)】
私にとっては出身県ですが、東部に生まれ育ったため西部は実際に訪れたことなく、新鮮な心持ちと地元の安心感の両方を体験できる稀有なワーケーションとなりました。立山連峰を臨む景観・食の豊かさは唯一無二。Uターンはハードルが高くてもワーケーションを通して二拠点で地元に貢献できる可能性を見出すこともできました。
■対象地域に対する思い
神奈川県は「育ててくれた地域」です。 30年以上暮らす第二の故郷であり、大学時代も会社員としてのキャリアも川崎市で築きました。現在は横浜・川崎にとどまらず湘南・相模・県西・三浦と県内全域を対象に広報・イベント企画等の機会をいただいています。各地域の課題に耳を傾けながら協働を進め、越境的な連携も活かして、恩返しができればと考えています。
■ワーケーションやデジタルノマドなどのライフスタイルの広がりについて思うこと
会社員を10年経験する中で心身に不調をきたし、フリーランスの働き方を選びました。見渡せば身体の問題以外に子育て・介護などフレキシブルな働き方を必要とする人が多いものの働き方の選択肢はまだ少なく、また30〜40代(特に女性)は成育期の教育の影響などにより枠の中で思考する習慣づけが根強く「自分で選択・決断する」ことも苦手な傾向に気づきました。これまで培ってきた発信力と自らの経験を活かし「選択・決断の連続」である旅・ワーケーションをより身近にして一歩を踏み出せる人を増やし、場所や時間を自分で決めて柔軟に働ける社会の実現へ向け、人と地域の双方を後押ししたいと考えています。




