2023年7月8〜9日(オンライン・新潟県阿賀町)新潟県最東端、四季がめぐる阿賀町で体感する「学校じゃない教育」への関わり方 ~高校魅力化の現場から~(全3回)

今回の3回連続企画は、阿賀町(新潟県)の「高校魅力化プロジェクト」を題材にして、「学校じゃない教育」について参加者のみなさんとともに考える企画。

▼こんなひとに参加してほしい
「教育」「高校魅力化」「寮運営」「暮らし」「本屋好き」な20代・30代
・地方の新しい動き、暮らし方に興味がある方
・先生じゃない方法で「教育」に関わりたい方
・本屋やブックカフェをベースとする場づくりに興味がある方

■ 得られる経験
・「高校魅力化」の現場を体感できる。
・様々な立場で「教育」に関わる人たちと対話できる
・自分なりの「教育」への関わり方について考えを深めることができる

プログラムのご案内

■ 全3回のプログラムの流れ ※連続したプログラム構成にはなっていますが、単発での参加も可能です!

【終了しました】(5月25日(木)19:00~20:30)
第1回 阿賀町はどこ?「高校魅力化」って何? どんな人がやっているの?

入門編。阿賀町について知ること、高校魅力化プロジェクトの概要と現状、課題とそれに対して取り組んでいること、スタッフがなぜ移住したのかについて感じる場です。

■イベント詳細は下記

(6月15日(木)19:00~21:00)
第2回 オンラインワークショップ「高校魅力化の舞台を体感する」

対話編。公営塾「黎明学舎」スタッフ、「緑泉寮」ハウスマスター、隣接するブックカフェ「風舟」スタッフから、日々の活動やスタッフとして、または個人としてのこれから目指していくことの話を聞いて、双方向コミュニケーションをとりしながら次の展開について一緒に考える場です。

■イベント詳細は下記

(7月8日(土)15:00~ 7月9日(日)12:00
第3回 現地(阿賀町)開催「高校魅力化の現場に行き、体感する」

体感編。実際に阿賀町に行き来て、「学校じゃない教育」の現場としての公営塾「黎明学舎」、高校生のための寮「緑泉寮」、「しごと・まなび場withブックカフェ 風舟」の現場を見て、スタッフや高校生、他の参加者と対話をしながら、これからの「学校じゃない教育」について、体感し、話し合う場です。
※現場体験に参加する方には、別途7月6日(木)19:00~20:00 にて申込者顔合わせZOOMを実施します。

■イベント詳細は下記

イベントの背景など

■ 趣旨・背景
新潟県東蒲原郡阿賀町。新潟県の最東端にあります。古く江戸時代は、会津藩の河港(かわみなと)、大坂と会津若松をつなぐ結節点として栄えた町です。明治19年に福島県から新潟県に編入された「境界があいまいな町」で、平成17年、に4町村が合併した時の阿賀町の人口は約1万5千000人。令和5年となった今、人口は1万人を割り込んでいます。

阿賀町の詳しい紹介はこちらから

私たちは、会津と新潟をつなぐ阿賀町で、地域内外の人たちや高校生、旅人といった世代や立場を越えて今を生きるヨコ軸のつながりと、糀や酒造り、農業など、これまで継いできたものとこれからの未来という時間軸を生きるタテ軸をつなぐ結節点としての場をつくろうと考えています。

そんな阿賀町にある唯一の高校「新潟県立阿賀黎明高等学校」。このままの生徒数減少が続けば高校が無くなってしまい、人口減が加速してしまうのではないか、そんな危機感から、町教育委員会は平成28年に「阿賀黎明高校魅力化プロジェクト」を開始。同年9月には高校から徒歩1分の宿舎を改修した公営塾「黎明学舎」を設置し、生徒の学習支援をスタートしました。

令和3年には温泉の宿泊施設を改修した学生寮である「阿賀町まなびの森交流館  緑泉寮」を設置。同時に教育留学制度を開始し、町外・県外からの地域みらい留学生の募集を開始しました。

令和4年には緑泉寮の向かいの敷地にある農産物直売所をリノベーションしたブックカフェ、「阿賀町探究の森交流館 しごと・まなび場withブックカフェ風舟(かざふね)」を開始設置し、高校生と地域住民、旅行者などの結節点をつくっています。

今回の3回連続企画は、阿賀町の「高校魅力化プロジェクト」を題材にして、「学校じゃない教育」について参加者のみなさんとともに考える企画です。

スタッフコメント・プロフィール紹介

今回テーマにした「学校じゃない教育」は、答えではなく問いなのだろうと思います。ひとりひとり、地域地域に違った「学校じゃない教育」のカタチが必要がであると思います。阿賀町では、温泉隣接の学生寮やブックカフェで地域や旅人に「はみ出す」というアプローチをとっています。それは地域側や旅人側にとって通常の「学校に呼ばれて講師をする」というような一方的な「授業」ではない双方向のやりとりに参加・参画できるということでもあります。

生徒と地域、学校と地域の境界をあいまいにして、お互いに参加・参画できる舞台をつくること。あるいはそんな舞台がいつのまにか出来上がること。そのやり方について、参加者の皆さんのお話も交えながらともに考え、ともにつくっていけたらと思います。でそれがやりやすいのは、私は「境界があいまいな町」だからこそだと感じています。ひとりと隣の人、ひとりと場、そんな境界をあいまいにする場をみなさんと作っていけたらと思います。

西田卓司(にしだたくじ)さん

NPO法人かわみなと代表理事。1974年生まれ。千葉県袖ケ浦市出身。20代は畑をコミュニティ拠点にする活動を中心に、出版社の地方営業等でなんとか生きる。30代は中高生、大学生の活躍の舞台づくりとして新潟市西区内野で新刊書店を運営。大学職員を経て2019年5月に阿賀町に移住し、阿賀黎明高校魅力化プロジェクトに参画。

田実智幸(たじつともゆき)さん

同NPO副代表理事。1979年生まれ。埼玉県川越市出身。学生時代より世界の課題にチャレンジすることを志し、大使館やJICA、国連機関などを通じ19カ国の途上国で勤務。2015年家族が増えたことを機に国内の課題チャレンジにシフト。阿賀町の観光促進、特にインバウンド誘客に力を入れ、町内の国際化と多様化を目論む。週末は3人の男の子を連れて野遊びや川遊び、雪遊びに勤しむ。

小川愛媛(おがわえひめ)さん

同NPO 風舟コミュニティマネジャー。1996年生まれ。神奈川県横浜市出身。中高生時代の課外課題活動経験から、大学では社会教育学を専攻。学生時代は中高生や社会人向けの学びの場づくりに関わる。新卒では敢えて教育業界には進まず、IT系メガベンチャーに入社。西田に誘われ、教育者的立場としてではなく、「近所のおねえさん」的な立ち場で高校生と関わる余白があることに魅力を感じ、現風舟の立ち上げや運営に興味を持つ。2021年9月に阿賀町に移住。

運営法人のご紹介

主催:NPO法人かわみなと(新潟県阿賀町)
協力:新潟県、阿賀町、一般社団法人日本ワーケーション協会
方式:オンライン

※本ページは、peatixより概要を引用し、ご紹介しております。