第5回 地方を元気にするワーケーションフォーラムin鳥取を開催しました

2021年9月30日「人口最少県の県都が挑む、ワーケーションの挑戦と未来〜第5回地方を元気にするワーケーションフォーラムin鳥取」を開催しました。

開催にあたり資料類を以下に添付致します。

講演資料

基調講演「分散型の暮らし方~大都市部から地方分散へのパラダイムシフト~」株式会社アドレス代表取締役社長/佐別当 隆志 氏

「鳥取市の取り組み紹介~はじまる鳥取の挑戦」鳥取市 経済観光部 企業立地・支援課 誘致・振興係長/山根 裕史 氏

パネルディスカッション:地方分散の時代、鳥取の様々な挑戦と未来を存分に語るディスカション

自己紹介①・株式会社まるにわ 代表取締役/齋藤 浩文 氏

自己紹介②・株式会社skyer 代表取締役/宇佐美 孝太 氏

自己紹介③・鳥取県ファミリーワーケーションプランナー/今村茜さん

質疑応答

Q1. 自宅でのテレワークは生産性が下がると聞いていますが、生産性の上がるテレワーク(ワーケーション)の環境として考えられるものはありますか?

A. リゾート地や自然環境が場所など、普段と異なる環境でテレワークを実施することで、生産性が上がるというデータは、NTTデータ社等の調査分析により公表されています。(参考リンク
また自宅でのテレワークの生産性が下がると言われているのは、本人の仕事環境が自宅で整っていないことが大きな理由として挙げられます。そのため、環境を整え、本人のセルフマネジメント力を向上させることで生産性は向上させることができます。

Q2. どのようにして、民間のプレイヤーを巻き込んでいるのでしょう。当事者意識を持ってもらうことに苦労してます。地域課題の掘り起こしはどうしているのでしょう。

A. 地域においてまちづくり等に取り組んでいる中間支援組織の掘り起こしや連携ができると進みます。また、プレイヤーの当事者意識は大きな目的の共有などどうしても地道な取り組みも必要です。

Q3. ファミリーワーケーションのプログラム開発に、パートナーとして手を挙げている企業とかありますか?

A. (今村茜さん)おかげ様で沢山の法人様からお声がけいただいております!パートナーというよりは、プログラムごとにコラボしている企業様・団体様がいくつかあります。ファミリーワーケーションの特に大きな課題は①2次交通、②子ども対応(体験や託児含む)なので、交通事業者様や託児関連事業者様とのコラボを歓迎しております。

Q4. ワーケーションにおける「移動」の課題について今後も継続的に勉強していきたいと思いました。個人的には親子ワーケーションをやってみたいのですが、3歳1歳だとまだ難しいのかなと感じています。また、素朴な疑問ですが、親子ワーケーションにおいて配偶者の方はどうされているのでしょうか。やはり両親ともに場所に縛られない働き方ができる家庭が前提なのかな、と感じています。

A.(今村茜さん)そんなことはないです!私は小5~1歳の3児の母ですが、夫はそもそもリモートワークが難しい職種なので、私1人で子ども3人を連れてのワンオペ親子ワーケーションをよくしています。他にも、そういった方はいらっしゃいます。それを実現させるためには、①自分自身が子連れ旅に慣れておく、②自分自身が在宅以外のリモートワークに慣れておく、③ワーママ仲間をつくり一緒に行く(子ども同士で勝手に遊んでくれます)、の3つが必要かなと思います。①と②がベテランであれば③なしでも大丈夫です。ただ、お子様のご年齢が3歳と1歳とのことなので、まだ①自体がなかなか難しいのではと思います。まずは何回か、ご自身だけで2人の子を連れて近距離旅行をしてみることをお勧めします。

Q.5 デュアルスクールを推進していくために取り組んでいることがあれば教えていただきたいです。

A. 文部科学省の区域外就学制度は地域にとってはかなり負担の高い制度と考えています。デュアルスクールにとどまらず、体験入学・国内留学など在籍校と地元の学校で受け入れやすい取り組みの探求やファミリーワーケーションへの理解醸成をすすめているところです。

Q.6 鳥取県、市のファミリーワーション推進にあたり、今後、公的な小学校や保育園などの体験入学(園)の可能性について

A. (鳥取県)全国的には二拠点居住に向けた公的サービスの議論が始まりつつあります。これらの議論も見守りながら、まずは県と連携していただける地域においてモデルプログラムの検討を行いたいと思います。

Q7. ADDressに物件提供するにはどのようにしたらいいか。

A. 物件提供希望の場合は、こちらのフォームよりお問い合わせお願いします。 

Q8. 斎藤さんのおっしゃっていた遊休不動産の活用を3ヶ月のプログラム化し、不動産オーナーに提言する取組の費用面について伺います。こちらは、副業としての報酬ありのプログラムなのでしょうか?それとも、旅費等のインセンティブをお支払いする形ですか?

A.多額ではありませんが副業としての報酬ありにするつもりです。ただし、副業参加者側にも本業と違う分野での自分の能力の発見など、「非金銭的報酬」に魅力を感じていただける方向けにする予定です。

Q9. サンドボックス随分立派な施設のように見えましたが、資金をどうされたのか、知りたいです。

A. 「鳥取市ワークプレイス拠点整備事業補助金」制度を活用して整備を進めています。これは、国の「地方創生テレワーク推進交付金」を財源とした、今年度限りの補助事業であり、補助率3/4、補助上限額9,000万円を支援する内容となっております(鳥取市の公募により決定されました)。

鳥取市紹介動画

登壇者情報

・ADDress

・鳥取県ワーケーション

・まるにわ

・Skyer

・毎日みらい創造ラボ親子ワーケーション部

イベント詳細