赤井 義大 氏

赤井 義大 氏(あかい・よしひろ/北海道)②地域の魅力を訴求できるもの〜八雲(渡島管内)〜

NPO法人やくも元気村、株式会社木蓮、Discover Southern Hokkaido。北海道八雲町で中学を卒業後、高校大学を海外(ニュージーランドとカナダ)で過ごし、東京で2年間サラリーマンをした後、日本の田舎の魅力を世界に伝えたいと思い地元八雲町にUターン。元銭湯のゲストハウス(Yakumo Village)&カフェ旧小学校の廃校を活用したキャンプ場&コワーキングスペースなどの場作りと運営を始め、地域資源を観光商品として開発、販売したり、近隣地域を含めた広域連携の事業展開など、様々な角度から地域と外を繋ぐことで地方に活力を与える活動に従事する。2023年からは上記の拠点をベースに地域資源を活用した体験コンテンツを組み合わせたワーケーションの商品開発&販売にも取り組む。(例:フリーランス合宿「ハチフリ」

■活動実績

①2018年、農水省の助成金「農村漁村振興交付金」を活用し、地域の資源を活用し新たな観光産業を作る事業「Yakumo Village」をスタート
・築100年以上の元銭湯を改築し、café&guesthouse SENTOをオープン(2021年にcaféスペース&ゲストハウス2Fにコワーキング機能を追加)
・農業や漁業、酪農などの1次産業を体験できる体験コンテンツを開発&販売 

②2021年に廃校をリノベーションし、キャンプのできるコワーキングスペース「ペコレラ学舎」をオープン

③2022年、観光庁の助成金「看板商品創出事業」を活用し、日本ワーケーション協会とも連携しながらワーケーションパッケージ商品を3つ開発する

■対象地域に対する思い

自分の生まれ育った故郷というのに加え、八雲町は農林水産業全てが揃い、ポテンシャルは相当ある町なのに将来を見据えた資源の活用がまだまだ出来ていないのが現状です。これは八雲町の位置する道南地域全体に言えることで、今後八雲町を中心にワーケーションを通じて外部人材との連携を促すことで道南を盛り上げたいと考えます。

■これからの日本における暮らし方や働き方、こんな未来になると良いな、などの思い

複数の拠点で複数の企業に属したり、フリーで複数の団体や自治体などと働くなど、暮らしや働き方にもっと選択肢や自由度があることが当たり前になってほしいと思います。都会だけでなく地方にもそういった考え方が普及することで地方がより多くの人材と出会いコラボレーションすることで地域の発展にもつながると思います。