地域の魅力をご紹介〜三重県津市〜

画像提供者:芝山隆史氏

名古屋・大阪からは近鉄線が通り、双方の都市圏からは車でのアクセスも良好。山間部ではまだまだこの地に眠っている様々な学びを得ることができる。そんな津市を地元の方にご紹介いただきます。

■2023年2月19日〜21日(三重県津市)Misugi Innovators Camp〜中山間地域で考える事業開発アイディアソン〜

■あなたにとってのワーケーションとは?

私にとっての「ワーケーション(Work+Innovation)」とは、「地域と企業の共創する場」になれば、、と思っています。そして地域の持つ資源(課題・知恵等)と企業の持つ資源(課題・知恵等)が上手く繋がりあって互いに創造的な「かかわりしろ」を形成する、その起点になるのが他でもないしなやかでクリエイティブな個人(社員)ではないでしょうか?地域と企業と社員の3者が互いの「かかわりしろ」の価値を高めていける場をどう生成し、さらに相互に発展させていくためにどのようにマネジメントしていく必要があるのか、我々コーディネーターが探求し実現させていく役割を課せられているのだろうなと思っています。

■あなたのエリアの、他の地域に負けない魅力を教えてください。

特に取り立てて目立った観光資源がある訳でもない、衰退していく過疎地のありふれた中山間部。ただそこには豊かな自然と自然に寄り添った昔からの人々の普通の暮らし・歴史・文化、そして新しい何かをつかもうと努力する人たちが存在している。インバウンド観光客に提供してきた「物」ではなく「こと」、地域が提供してきた日本の原風景のような「体験価値」は、きっと「ワーケーション(Work+Innovation)」で新しい観点から輝きを増すものと思います。新型コロナ感染拡大と通信技術の発展で「場所」と「時間」にこだわらない企業の働き方が普及している今、地域と企業が共創しこの「体験価値」からの気づきを共に膨らませていきましょう!

■ワーケーションに来るなら、行って欲しいあなたのエリアのホットスポット

霧山山頂(霧山城址)

■上記で答えたイチオシのスポットの説明をお願いします。

古代大和朝廷時代から幾多の歴史を刻んで「過去から未来」へと進みゆく「時間の絆」と、経済発展を遂げた都市部と衰退する過疎地域が離れた場所ではあるものの同じ時刻に共存しているという「空間の絆」。霧山山頂の綺麗で清々しい景色を見ながらゴロン!と横になって、その2つの絆の「交点」にひとつの生命体として今自分がここに存在していること、「ああ、自分はそうだったのか」とそんな感覚を感じていただけるかもしれません。

■地域コーディネーター 芝山隆史さんのコメント

慈雲庵の芝山隆史です。美杉町の魅力に惹かれ、今では慈雲庵という拠点を構え、古民家ステイとヘルスツーリズムの推進を行っています。森林セラピーやノルディックウォーキングを活用したウエルネスウォーキングの体験を通して、美杉町の魅力を伝えたいです。